2024年4月25日(木)に第14回IT大喜利「有事は防災、平時は観光」を開催しました!

第14回のテーマは防災
KT-NETがMOUを締結するKJCF(韓日産業・技術協力財団)主催の日本視察団が合流、韓国のITベンチャー企業の皆さんも2チーム組織して参加、様々なアイデアを提示頂き、盛り上がりました。
今回のゲスト
韓国からの多数の参加を迎えるにわたり、インプットスピーチを事前に翻訳して情報展開するためオンラインインタビューの形式をとりました。参加者にはインタビュー動画を事前展開し、当日もインタビュアーの解説をつけて会場で再生。
鳥山あゆ美さん
HITOTOWA

東京で生まれ育ち、安心して暮らせるまちづくりに関わりたいと考え、新卒で港区役所に入庁。防災課に配属となり、地域の防災力の向上を目的とした防災士の育成支援、町会の活動支援などを行う。2017年には、港区は全国の自治体で初めて、高層住宅専用の防災カルテを作成。その際、区内の高層住宅約60棟を直接訪問し、防災カルテを活用した各住宅への助言·啓発を行ったほか、「港区高層住宅震災対策ハンドブック」の作成に携わる。防災×○○の啓発をしていきたいと考えていたところ、HITOTOWA INC.に出会い、港区のイベントとしてディフェンスアクションを実施。人と人との繋がりで、安心して暮らせるまちづくりにより深く携わりたいという思いが強まり、HITOTOWA INC.へ入社。
現在は「ディフェンス·アクション」をはじめとした防災の啓発に加え、まちの方々のつながり作りに取り組んでいる。具体的には、さいたま新都心のマンションにおける自治会の伴走、戸越銀座商店街の防災街づくりフェアの企画運営など。
馬淵 淑弘さん
東京技術計算コンサルタント

東京技術計算コンサルタントは、ガス・上下水など地下埋設物の設備管理、防災システムなど日本のライフラインやインフラ基盤を支えるシステム基盤、アプリ開発、 AIを活用した画像解析などを活用した業務支援アプリ開発、ブロックチェーン技術を活用し社内通貨で感謝を送りあうシステム開発などを実施しております。
当社は技術力だけでなく、人間力も重視しており、月刊誌「致知」の記事を読んで感想を発表しあう「社内木鶏会」を毎月開催し、社員の人間力向上や社外交流を促進しているのも特徴の一つです。
私は主に、ガス・上下水など地下埋設物の設備管理、防災システムなど日本のライフラインやインフラ基盤を支えるシステム基盤、アプリ開発に携わっています。
インプットスピーチの専門家のお話もふまえてお題は
旅先で最初にすることを便利にして、その利用時に
「災害時72時間生き延びる方法」を利用者に刷り込んでください。
となりました。
当日の様子
インプットスピーチでの専門家のインタビューをまとめると
・1か月の食糧備蓄より重要なことは被災直後に生き延びること、怪我をしないこと。
・防災設備やマニュアルが整備されていても一般人にその知識がないため機能しないことは少なくない
・どうしても防災テーマの学習は退屈になり敬遠される、楽しみながら印象に残る学習方法の開発は重要。
そこでテーマは
「旅先で最初にすることを便利にし、その利用時に『災害時72時間生き延びる方法』を利用者に刷り込んでください」
となりました。
【旅先で最初にすること、必ずすること】 を参加者に書き出してもらい
【災害時72時間生き延びるため、事前にやってほしいことを】とクロスリファレンスして、
画期的な防災学習機会を考えてもらいました。


Inputスピーチで初動の重要性認識

ハングル文字のポストイット新鮮

チームに分かれて提案モデル検証
各チーム提案内容
TeamA&B(韓国チーム)、C~E(日本チーム)の5チームはメンバーをランダムに配置され当日結成されたました。
かんたんなフレームワークにした従ってアイデアを取りまとめてプレゼンテーション。
「防災に関する学習は退屈になりがち」というインプットを受けて主催者からは「マンガかSFレベルでの突飛な退屈しない仕掛けを考えてください」とのリクエスト。概要は以下の通り。
Team A

・軍隊経験のある韓国の男性は軍隊の習慣で緊急時の
脱出のために非常口を探す。
・新しい不思議な経験を与えてガイド仮想ヒューマン
を追いかける。
ホログラムアイドル
避難経路表示

あなたの好きなアイドルが避難経路を案内してくれる。
Team B

・ホテルチェックイン時にWiFi接続する際に
クイズ&映像視聴。
・クリアすると,避難所案内、安全情報、緊急連絡先等
が印刷のエコバッグ無償提供(観光時も持ち歩く)
エコバック贈呈
安全教育Wifi

災害別の防犯情報エコバックのサンプル作ってみました。(なかなか眺めてみるとオシャレな出来)
Team C

・海岸に近いホテルを想定、必ず乗るエレベーターで
津波発生時の避難場所を教える。
・プロジェクションマッピングによる魚が泳ぐ海の映像
で視覚的に楽しませるエレベーターの上下の動きに
合わせて水位が変わり、水面から出ている建物を
津波の際に避難先として景観と名前を覚えてもらう。
TUNAMI・エレベーター

✓エレベータ内でプロジェクションマッピングを流す
✓エレベーターに乗りながら津波の高さを体験できる
✓避難場所を視覚的に印象的に把握できる。
Team D

・チェックイン後、部屋に入った時、とりあえずテレビ
をつける時
・テレビをつける感覚でゴーグル(メガネ)を
つけてもらいキャッチ―な防災動画を眺めてもらった
後に部屋を歩いて備品確認をしてもらう。
有事の際はゴーグル(メガネ)を装着することで
非難の誘導をしてもらえる。
防犯XRを体験してもらった方は朝食無料!!
防災XRゴーグル(メガネ)

✓ グラス(メガネ)を掛けて防犯XR体験
✓ XR体験者には朝食無料
見過ごされがちな避難経路をキャッチ―な動画で
印象付ける。有事の際には拡張現実の機能を
活かして避難経路の誘導も行う
Team E

・旅行者、地域の人、宿泊施設の従業員がホテルの中と
その周辺、地域で
・防険レビューを書く→防険インフルエンサーになる。
と各地域に招待される(多言語対応)
・地域の冒険を体験しながら防災の準備ができる
冒険地図(防災+冒険)

✓ 旅をすればするほど安全で快適な旅行が実現する
✓ 地域の人や防災の関係者たちと交流が生まれて
楽しい旅行体験が生まれる。
✓ コストをかけずに日々情報が更新されることに
より、利用価値が高まる
優勝チームは・・・ Team B !!
懇親会の最後に、参加者全員が「自分のチーム以外で良かったと思う提案に対して投票」。
投票の結果、今回の優勝は TeamB「エコバック贈呈(安全教育Wifi)」となりました。
Bチームの皆さん、おめでとうございます。


懇親会の中で、各チームの提案をプレゼン 自分のチーム以外で最も良い提案に投票
◆今回参加頂いた各企業の皆様
【日本の参加企業】
1.MCEAホールディングス 2.グローバブル 3.コグラフ
4.宿場JAPAN 5.東京システムハウス 4.Tokyo Techies 5.楽堂
【韓国の参加企業】
1.イニグマ 2.KOUNO Soft 3.E-ron System
4.MingsPM 5.SMARTCUBE 6. JINOSYS
7.Yoon Communications 8.Farmity 9.COARSOFT
10. EasyGeo 11. Ticon System
※ その他、懇親会だけの参加企業については表記省略。
お忙しい中参加いただき誠にありがとうございました。
以上、第14回IT大喜利の開催報告でした!